お正月の風物詩・箱根駅伝。法政大学陸上競技部駅伝部も箱根駅伝常連校のひとつです。過去には古豪の一角であった法政大学ですが、近年はシード権争いにとどまっている状況です。
そんな駅伝部を監督として率いるのは、自身も法政大学の陸上競技部出身の坪田智夫さん。大学卒業後も実業団の選手として活躍し、10000m日本代表としてのパリ世界陸上出場、日本選手権男子10000m優勝など、輝かしい経歴を持ちます。
中学時代に、友達に影響されてなんとなく始めた陸上競技。それを仕事にしようと、選手から監督への転身を考えたのは、大学時代に箱根駅伝の予選会で敗退して感じた悔しさがきっかけでした。
箱根駅伝当日には走路員として選手のサポートをしていましたが、同じ箱根の道に立っていても、自分は選手ではなく裏方。目の前を颯爽と走り抜ける選手たちとの大きな違いを感じ、辛酸をなめました。その経験から考えが変わり、指導者としての道を歩み始めたといいます。
「トップを走る感覚を、選手にも味わってもらいたい」と語る坪田さんが、選手とともに目標としているのは、箱根駅伝で未だ手にしたことのない「総合優勝」の文字。2017年の箱根駅伝では総合成績8位で、次年度のシードを獲得した坪田監督率いる駅伝部は、箱根路に輝く夢を追いかけ、今日も走り続けます。